万が一、リース車が故障したり、傷ができてしまったときは修理費用がどれくらいかかるのか気になるところですよね。
修理費用は、リース会社やプランによって異なりますが、月額料金のサービス内で修理をまかなえる場合もあります。
ただし、修理の対応を間違えるとリース会社から思わぬ請求が来る可能性もあります。
そこで、この記事ではリース車が故障した時の対応について解説します。
リース車が故障する前に正しい対応方法を身につけておきましょう。
記事のポイント
・故障や傷ができたらリース会社へ連絡
・使える自動車保険は2種類
・気をつけたい故障箇所3選
目次
カーリースの修理費用は誰が負担する?
リース車が故障した時、修理費用の負担は契約者とリース会社のどちらになるかは契約内容によって変わります。
そのため、リース車が故障した時の修理費用は、契約者負担になるのかリース会社負担になるのかを契約時に確認しておきましょう。
契約時にチェックしておくべきポイント
車が故障する主な原因をまとめました。
-
天災などの不可抗力による故障
-
契約者の過失による故障
-
経年劣化による故障
-
契約前から不具合の故障
-
契約した保険対象外の故障
上記のいずれかによって契約者負担かリース会社負担かが分かれます。
各社で契約内容が異なるため、上記の故障のうちどれが契約者負担になるのかは言い切れません。
しかし、経年劣化による故障などは追加料金を払いメンテナンスプランに加入することで、メンテナンス時はリース会社が費用を負担してくれます。
その他の故障については各社で取扱が異なるため、契約時に誰が負担するのかを確認しておきましょう。
まずはカーリース会社へ連絡をする
リース車の故障や傷が見つかった場合、修理する前にリース会社へ連絡をして指示をもらいましょう。
契約内容によっては、リース会社への報告が義務付けられている場合もあるため、連絡を怠ってはいけません。
リース会社の指示なく無断で修理をすると、契約違反となる可能性もあるため注意が必要です。
指定工場の確認
リース会社の多くは提携の修理業者があるため、修理や点検をする際は工場を指定される場合があります。
近い、安いからといって勝手に指定工場以外で修理をすると損害金を請求される可能性があります。
故障時にリース会社へ連絡を入れた際は、リース会社指定の業者があるのかを忘れずに確認しましょう。
カーリース会社の指示通りに修理する
リース車が故障したときや傷ができた時はリース会社の指示を受けて修理を行いましょう。
傷が目立たないからといって修理を放置すると、返却時に修理費用を請求される可能性があります。
そのため、修理の指示があった場合は先延ばしにせず早めに行いましょう。
故障や傷が発覚した時の注意点
ここまではリース車が故障、傷ができた時の対応について説明してきました。
ここからは、リース車が故障、傷が発覚した時に注意すべき点を説明します。
修理箇所の放置をしないですぐに直す
カーリースには返却時の想定残価が設定されています。
想定残価とは、契約満了時のリース車の価値のことを指します。
リース車を修理せずに返却すると想定残価を下回るため、差額を返却時に一括請求される可能性があります。
まとまった出費を避けるためにも、リース車に傷や不具合が生じた時は速やかに修理を行いましょう。
自分の判断で修理しない
リース会社への報告なしに自己判断でリース車を修理することは契約違反となる可能性があるため危険です。
リース会社に報告をしてから修理することを義務付けている会社もあるため、独断で修理する前に必ずリース会社に連絡を入れるようにしましょう。
また、独断で直してしまった場合、その修理代金が自己負担になる可能性もあるため、リース会社への連絡は必ず行いましょう。
カーリースで使える保険は?
車の故障や傷ができた時、自動車保険に加入していれば保険料で修理できる場合があります。
そんな自動車保険は大きく分けて2種類あるため、それぞれの特徴を説明していきます。
自賠責保険
自賠責保険とは、車を所有している人が必ず加入しなければならない保険です。
保険内容は、交通事故で相手方への治療費を補填するものです。
交通事故で相手に怪我をさせてしまった、死亡させてしまった場合に保険料が支払われます。
相手方への補償のみとなっているため、自分に対しての治療費や自分の車の修理費用は補償対象外となっています。
任意保険
任意保険とは、名前のとおり加入する義務がない自動車保険です。
保険内容は、自賠責保険では賄いきれない相手方への治療費や、自分に対しての治療費、自分の車の修理費用などが補償されます。
事故を起こした時の相手方への補償が自賠責保険だけでは賄いきれないことが多いため、加入は必須とも言えるでしょう。
さらに、交通事故で車が故障しても修理費用がおりるため任意保険に入っておけば、万が一事故を起こしても費用の面では安心できるのではないでしょうか。
車のよくある故障箇所3選!
では実際に車に乗っていると、どのパーツが故障しやすいのでしょうか?
よくある故障箇所と実費で修理するといくらかかるのかをまとめました。
バッテリー系統
よくある故障の一つはバッテリーが上がることです。
バッテリーが上がってしまうとエンジンがかからなくなるため、その場で修理する必要があります。
民間のロードサービスを会員でない状態で利用すると、¥10,000程度かかりますが、¥2,000~4,000程度の年会費を払って会員になると無償で救援してくれます。
その他の故障にも対応してくれるため、万が一に備えて民間のロードサービスの会員になることを推奨します。
他にも、任意保険に加入することで、ロードサービスが付帯してくる会社もあるため、ロードサービス付きの任意保険に加入するのも良いかもしれません。
ラジエーター系統
ラジエーターとは車のエンジンに水を流して、エンジンが高温になるのを防ぐパーツです。
このラジエーターは、経年劣化でエンジンに水を流すホースが破損し、水漏れが発生します。
水漏れが発生するとエンジンが冷却されず、オーバーヒート状態のまま走行することとなり、最悪の場合は走行不能となります。
ラジエーターが故障すると、アクセルを踏んだ時に異音がするため、エンジン音がいつもと違うと感じるのであれば、ラジエーターを確認してみましょう。
修理費用は、タンクのみなど一部交換の場合は¥15,000程度で済みますが、ラジエーターごと交換となると¥20,000〜80,000ほどかかると言われています。
タイヤ系統
タイヤのパンクも不意に発生するため注意したいところです。
タイヤが経年劣化すると、路上に落ちているものが原因でパンクする可能性があります。
タイヤのパンク修理費用は、パンクの状況によって異なりますが、応急処置程度の外面修理であれば1本あたり¥2,000程度、大掛かりな内面修理であれば1本あたり¥5,000ほどかかると言われています。
まとめ
リース車が故障した際の対応方法についてまとめてきました。
突然車が動かなくなるような故障は焦ると思いますが、まずはカーリース会社へ連絡することを忘れないようにしましょう。
この記事を読み直して、もしもの時に対応できるように事前に準備をしておきましょう!
コメントを残す