車を安全に乗るために、カーナビやドライブレコーダーなどのオプションを付ける方が多いと思います。
しかし、カーリースのように所有者がリース会社で、使用者が契約者の場合は契約者が自由にオプションを取り付けることが可能なのでしょうか。
また、改造まではいかなくても必要パーツを追加で取り付けることは認められるのでしょうか。
今回は、カーリースのオプションの制限やルールについて詳しく説明していきます。
記事のポイント
・カーリースでもオプションがつけられる
・残価を下げなければ契約後の取り付けも可能
・オプションの途中解約はできない
目次
カーリースにオプションはつけられるか?
結論から言うと、カーリースでオプションをつけることは多くのリース会社で認められています。
なお、カーリースのオプションを取り付けられるタイミングは主に下記の2つになります。
①カーリース契約時にオプションとしてつける
②カーリース契約後に実費で取り付ける
それぞれについて説明をしていきます。
契約時にオプションとしてつける
カーリース契約の際に、最初からオプションを取り付けてもらった上で納車されるのが主な方法です。
各リース会社の公式HPで試せる無料見積もりシミュレーションでは、カーナビやETCのみ選択ができますが、その他オプションにも幅広く対応しています。
どのようなオプションがあるのか気になる方は、各リース会社に問い合わせてみるのもいいでしょう。
また、契約時にオプションとしてつけることで、月額料金に含めることができます。
まとまったオプション費用が必要ないため、家計管理を楽にしたい方は契約時にオプションをつけるようにしましょう。
契約後に実費で取り付ける
ドライブレコーダーやタイヤのホイールなど工事が発生しない基本的なパーツに関しては、契約途中に後付けしても問題ありません。
しかし、オーディオなど工事が必要なオプションは、車の価値を下げてしまうため認めていないリース会社が多いです。
どうしても後付けでオプションをつける可能性があるならば、契約時に後付けオプションに関するルールをリース会社に確認しておきましょう。
もし、工事が必要なオプションをつけたい場合は、契約時なら取り付けが可能なことが多いため最初につけるようにしましょう。
カーリースでオプションをつける際の注意点
カーリースで、オプションをつけることは問題ないことが分かりました。
では、オプションをつける際は何か注意すべきことがあるのでしょうか。
カーリース契約時に取り付けたオプションは途中解約できない
カーリース契約時に取り付けたオプションは、基本的に途中解約することはできません。
その理由は、リース車の料金設定と同じく、オプション費用も総支払い回数で割って算出されているからです。
万が一、途中解約を認めてしまうと、残りのオプション料金が回収できなくなるため、認められていないのです。
カーリース返却時には原状回復義務がある
カーリースは返却時に原状回復の義務があります。
そのため、契約満了時にはリースした当時の状態にしてから返却する必要があります。
つまり、契約時に取り付けたオプションであれば、返却時に取り外す必要はありませんが、契約後に取り付けたオプションに関しては外してから返却する必要があるということです。
万が一、原状回復ができない場合は、車の価値を下げたとみなされて違約金等が発生する場合があります。
カーリースでは、原状回復ができないオプションを後付けすることは避けた方がいいかもしれません。
カーリース契約時に付けられる主なオプション
ここからは、実際につけられるオプションを見てみましょう。
取り付けられるオプションは各リース会社で異なるため、どのようなオプションがつけられるのかは事前にリース会社へ確認しましょう。
カーナビ
車のオプションで、最初に検討したいのがカーナビではないでしょうか。
ほとんどのリース会社で扱っているカーナビは純正品のため、種類を選ぶことができません。
そのため、純正品以外のカーナビをつけたい方や、安いカーナビをつけてコストを削減したい方は、後付けで取り付けることになります。
カーナビを後付けする場合は返却時に取り外す必要があるため、残価を落とさない取り付けをするように気をつけましょう。
ドライブレコーダー
事故が発生した時に事故の瞬間の映像と音声を記録してくれるものがドライブレコーダーです。
ドライブレコーダーは、各リース会社のHPで試せる無料見積もりシミュレーション上で選択できないことが多いですが、オプションとしてつけることが可能です。
自動ブレーキシステム
自動ブレーキシステムとは、間違えてアクセルを踏んだ時や、目の前に人を感知したときに自動でブレーキが作動するシステムのことを指します。
こちらも、各リース会社の無料見積もりシミュレーションではチェックすることができないことが多いため、取り付けが可能か直接問い合わせる必要があります。
なお、自動ブレーキシステムはすべての車種に搭載できるわけではないため、搭載できる車種かどうかも確認する必要があります。
自動ブレーキシステムは事故防止に大きく役立つため、是非とも取り付けたいオプションとも言えるでしょう。
バックカメラ
バックカメラとは、バックをする際に後方を撮影するカメラのことを指します。
バック駐車をアシストしてくれるため、是非ともつけたいオプションとも言えます。
しかし、バックカメラだけを取り付けても、モニターがなければ後方を映像でチェックすることができません。
そのため、カーナビかモニターを追加で設置する必要があることは覚えておきましょう。
フロアマット
フロアマットとは、足元に置くマットのことを指します。
標準装備となっている車種もありますが、多くの車種がオプションでつけることとなります。
フロアマットがなくても運転には支障がありませんが、車内を綺麗に保つなら必需品とも言えるアイテムでしょう。
ドアバイザー
ドアバイザーとは、窓ガラスの上につける屋根のようなパーツのことを指します。
雨天時に、窓を開けても雨が車内に入るのを防ぐことができます。
ドアバイザーは後付けにすると残価を下げる可能性もあるため、取り付ける際は契約時に取り付けることをおすすめします。
チャイルドシート
チャイルドシートもオプションで設置することが可能です。
リース会社のHPで試せる無料見積もりシミュレーションではチェックできないため、金額は直接リース会社に問い合わせることとなります。
また、チャイルドシートは各自動車メーカーとベビー用品を販売している会社が共同製作しているため、性能は申し分ありません。
お子様の安全を確保するなら、市販のチャイルドシートを買うよりも、オプションでつけることをおすすめします。
スタッドレスタイヤ
スタッドレスタイヤもオプションで購入することができます。
一部リース会社では、スタッドレスタイヤが基本料金に含まれているところもあるため、リース会社選びをする際はスタッドレスタイヤにも着目してみてください。
スタッドレスタイヤは、オプションで購入するよりもタイヤショップで購入した方が安く、自分で取り付けても残価が下がらないため、タイヤショップで買われる方が多いです。
しかし、オプションで購入すれば、月額料金にスタッドレスタイヤ代が含まれるため、まとまった費用を準備する必要がなくなります。
毎年かかるものではありませんが、家計管理を少しでも楽にしたい方は、スタッドレスタイヤはオプションで購入することをおすすめします。
まとめ
ここまでカーリースのオプションについてまとめてきました。
車をリース会社から借りているということで制限はありますが、原状回復さえできればある程度自由にパーツの付け替えは可能です。
せっかくのカーライフですから、なるべく自分の理想に近い車に乗れると良いですね!
この機会に是非購入だけでなく、カーリースも含めて検討してみてください!
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