カーリースは毎月定額で車に乗れる素晴らしいサービスです。
しかし、カーリースはリース会社から車を借りている契約であるため、利用するにはいくつか制限があります。
その中でも今回は車の改造、カスタムの制限について紹介します。
記事のポイント
・リース車は返却と原状回復が基本
・カーリースが改造できるケースもある
・無断で改造すると返却時に違約金が発生することも
目次
リース車は原則返却と原状回復が必要
カーリースとは、契約者が選んだ車をリース会社が購入し、その車を契約者に貸し出すシステムです。
リース会社が契約者にリース車を貸す契約のため、リース車の所有権はリース会社にあります。
契約者＝所有者ではないため、制限なく車の改造やカスタムを行うことは原則禁止とされているのです。
さらに、返却する際は原状回復する必要もあります。
ボディにキズやへこみがある場合や、車両のパーツが故障している場合などはすべて修理してから返却しなければなりません。
カーリースは、原状回復してから返却するものと覚えておきましょう。
カスタムできるかはカーリース会社次第
カーリースは原則、原状回復してから返却する必要があると説明しました。
しかし、改造については各リース会社でルールが設けられています。
改造を完全に禁止している会社もあれば、軽微な改造を認めている会社、基本的に改造は禁止だがプランによっては自由に改造できる会社など様々です。
このように、カーリース会社によって改造できる程度が異なるため、詳しい内容はリース会社に確認しましょう。
改造やカスタムができない理由とは？
リース車の改造やカスタムが基本的に禁止されている理由は、リース車の所有権がリース会社にあるからです。
契約者はリース車をリース会社から借りている立場であるため、許可なく改造することができないのです。
また、カーリースは下取り価格である残価を契約時に設定しており、車両価格から残価を差し引いた金額がリース料金となります。
万が一、改造をして返却した場合は、返却時の想定残価を下回るため、改造が認められていないのです。
カーリースが改造できるケースはあるのか？
リース車を改造することは基本的に認められていないことを説明しました。
しかし、カーナビやドライブレコーダーといったカスタムもカーリースでは禁止なのでしょうか。
ここからは、多くのリース会社で認められている改造やカスタムをご紹介します。
純正パーツでカスタムする場合
カーナビやETCなどのオプションや、純正パーツの取り付けなどの改造であれば認められているケースが多いです。
さらに、タイヤのホイールのような原状回復が容易であるパーツに関しては、自分好みのパーツに変えることを認めているリース会社が多いです。
一般的なオプションであればカーリースでも問題なく行えることは覚えておきましょう。
車の安全上必要であると判断された場合
車の安全上、必要であると認められた場合はカーリース会社の判断で改造が認められることがあります。
例えば、体が不自由なため、座席を車外までスライドできる仕様にする、アクセルを右足ではなく左足で踏めるようにするなどです。
体が不自由なことを理由にカーリースが利用できないとなると困る方もいるのではないでしょうか。
リース会社との相談次第では上記のような改造も可能になることは覚えておきましょう。
車を返却しない契約とした場合
カーリース会社によっては、契約満了時にリース車を返却しない契約もあります。
契約満了後にリース車を買い取る、もしくは契約満了時にリース車がもらえるといったパターンです。
せっかく車を持つのだから自由に扱いたいと考えるのは当然のことだと思います。
自分だけの車に改造やカスタムをしたい方や、頭金なしで自由に車を扱いたい方は、ぜひ上記のようなプランがあるリース会社を選びましょう。
もし勝手に改造をしてしまったら？
もし、改造禁止のルールを知らないまま勝手に改造をした場合、どのようなペナルティがあるのでしょうか。
カーリース会社によってルールは異なりますが、一般的な対応について紹介します。
原状回復をして不問とする
原状回復ができ、車の価値を落とさない状態に戻せるのであれば、許容されるケースがあります。
ただし、原状回復にかかる費用はすべて自己負担となるため注意が必要です。
改造の内容によっては高額な費用が必要となるケースもあるため、あらかじめ修理費用を見積もっておくといいでしょう。
違約金が必要となる
原状回復が難しい場合や、改造自体を認めていないリース会社の場合は、違約金が発生するケースが考えられます。
そのため、契約時にリース会社とどの程度の改造までなら違約金なしで行えるのかを確認しておきましょう。
車の買取で清算をする
契約満了時に車の買取ができるプランがあれば、車を買い取ることで原状回復や違約金の支払いを無くすこともできます。
しかし、車の買取は一括支払いが基本であるため、まとまった費用が必要になるケースが多いです。
契約時には、車を買い取ることも想定して清算金がいくらになるのかも確認しておきましょう。
まとめ
リース車の改造やカスタムする際の注意点や、改造した時の対応方法についてまとめてきました。
基本的にはリース車の改造は認められていませんが、リース会社やプランによっては改造が認められる場合もあります。
将来的にリース車をカスタムするのであれば、車がもらえるプランや買取ができるプランといった改造可能なプランがあるリース会社を選びましょう。
カーリースにはいくつか制限がかかる部分がありますが、しっかりとルールの中でカーライフを楽しみましょう！
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