カーリースの車はペットと一緒に乗っていいのか?注意点を解説します!

車に乗っている2匹の犬

カーリースはレンタカーやカーシェアリングよりも自由に車が扱えるところがメリットの一つです。

では、ペットの同乗に関してはどうでしょうか?

レンタカーやカーシェアリングではペットの同乗が禁止されているため、カーリースも禁止なのかと気になるかと思います。

しかし、カーリースではペットを同乗させることは禁止としていないリース会社が多いです。

ただし、同乗する時に注意すべき点はありますので、こちらの記事を通して確認しましょう。

記事のポイント
・基本的にリース車はペットと同乗できる
・車内の汚れは原状回復が必要
・契約満了後にリース車が手に入るカーリースがおすすめ

リース車はペットの同乗が可能!

車に乗る犬

レンタカーやカーシェアリングではペットの同乗は禁止されていることが多いです。

しかし、カーリースであれば多くの会社がペットの同乗を認めています。

それでもリース車の所有者はリース会社であるため、ペットはケージに入れないと同乗できないなど制限を設けているリース会社もあります。

リース車はリース会社から借りている状態であるため、ペットが乗ることができる条件やルールは契約前に必ず確認しましょう。

ペットと同乗する際の注意点

基本的にリース車でもペットの同乗は可能ですが、いくつか制限がある点にも注意しておきましょう。

こちらでは代表的な注意点をご紹介します。

返却時に原状回復費用が必要な場合がある

リース車は返却時に原状回復する必要があります。

カーリースの支払いイメージ

原状回復が必要な理由は、契約時に決めた残価を残すためです。

残価とは、返却時に残った価値つまり下取り価格のことを指します。

リース料金は、車両価格から契約時に決めた残価を差し引いた金額で算出されます。

そのため、実際の残価が契約時に決めた残価を下回ると差額分だけリース会社は損益が生じてしまいます。

リース会社の損益を無くすためにも、契約者は原状回復して残価通りの価値で返却する必要があるのです。

上記のことから原状回復が必要なことが分かりましたが、ペットを同乗させると原状回復が必要なシーンが多々あります。

例えば、ペットがシートを傷つける、長時間車内にいたことで匂いがつくなどです。

このような内容の場合は原状回復を求められることが多いです。

そのため、ペットによる汚れや傷を見つけた時は修理してから返却しましょう。

なお、その際の修理費用は契約者負担になることも覚えておきましょう。

契約満了時に清算が必要な場合がある

カーリースは契約時に残価を設定するため、契約満了時に残価との差額があれば清算が必要な場合があります。

これは全てのカーリースに該当するのではなく、契約方式によって残価清算の有無が異なります。

ここでは、残価清算があるオープンエンド方式と、残価清算のないクローズドエンド方式についてご説明します。

・オープンエンド方式(残価清算あり)
オープンエンド方式とは、契約時に残価を契約者に開示する契約です。

残価はリース会社と契約者の間で自由に決めることができるため、リース料金を自由に設定できることが特徴です。

返却時の残価を契約時に決める契約であるため、返却時の残価が契約時に決めた残価を下回った場合には差額を支払わなければなりません。

しかし、残価以上に価値が残った場合は、差額分が返金されるため必ず請求されるわけではないことは覚えておきましょう。


・クローズドエンド方式(残価清算なし)
クローズドエンド方式とは、残価を契約者に開示しない契約です。

契約者に残価を開示しない代わりに、契約者は返却時の残価がいくらになっても差額分を支払う義務はありません。

そのため、オープンエンド方式と比べると清算金を気にする必要がないため安心して利用することができます。

オープンエンド方式とクローズドエンド方式について、さらに詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください!
オープンエンド方式とクローズドエンド方式とは?それぞれの特徴を徹底解説!

以上2つの契約方式があることをご説明しました。

オープンエンド方式を利用する場合、ペットの同乗によって車の残価が下がり清算金が必要になる可能性もあります。

カーリース契約を結ぶ際に、どちらの方式を採用しているかは必ず確認するようにしましょう。

ペットを乗せる際に気をつけること

ケージに入った犬

リース車を現状回復してから返却することを考えると、なるべく車内は綺麗な状態を保ちたいですよね。

車を汚さない対策もありますので、こちらで確認しておきましょう!

ペットをケージに入れる

ペットをケージに入れた上で、リース車に乗せると車内が汚れる、傷をつけるといったリスクを減らせます。

また、ペットが車内から飛び出してしまう危険性を無くすためにも、車内ではケージの中にいてもらうのが一番かもしれません。

ただし、ケージの中に長時間入れるとペットはストレスを感じることでしょう。

車内を汚さないことも大事ですが、ペットのストレスも考慮した上で、ケージに入れるようにしましょう。

こまめに清掃をする

車内でペットをケージに入れたとしても、毛や匂いを全てシャットアウトできるわけではありません。

そのため、日頃からコロコロクリーナーで毛を巻き取る、消臭スプレーを噴霧するといった掃除を行いましょう。

こまめに清掃をすることで、最終的な原状回復にかかるクリーニング費用を抑えることができます。

ペット専用のアイテムを使う

ペットが快適に、そして車内が汚れるリスクを減らすために専用アイテムを使うことも一つの手です。

ここからは、車内で使えるペット専用アイテムをいくつかご紹介します。

 

・ペット用ドライブシート
ペット用ドライブシートとは、シートを座席に被せることで座席が汚れるのを防ぐアイテムです。

防水、防汚加工がされているものもあるため、ペットが長時間車内に滞在しても臭いや汚れを抑えることができます。

臭いや汚れ対策をするなら、最初にペット用ドライブシートを検討することをおすすめします。


・ドライブボックス
ドライブボックスとは、箱状のシートを車のシートに取り付け、その中にペットを入れるアイテムです。

ケージと比べると開放感があるため、ペットのストレスを軽減することができます。

また、ケージよりもペットの様子が確認しやすいため、飼い主も安心して運転ができることでしょう。

こちらも、ペット用ドライブシートと同じく、車内の汚れを防ぐことができます。

加えて、ボックスに入れているため車内を動き回るのを抑える効果もあります。

ペットが車内を動き回って、ハンドルを取られることも考えられますよね。

しかし、ドライブボックス内にいてもらえば安心して運転することができるため、是非とも利用したいアイテムと言えるでしょう。

ペットを車に残したままにしない

短時間であるからといって、ペットを車内に残して出かけるのは危険です。

出かけている間にペットがシートを傷つけてしまう可能性が考えられるからです。

リース車を傷つけるという観点以外からも、夏場は熱中症になる危険性もあるため、ペットを車内に残して出かけるといった行為は絶対に行わないようにしましょう。

返却不要のリースプランであればペットとのドライブも安心!

ペットを車に同乗させることは、多少の汚れや傷を覚悟しなければなりません。

しかし、できれば汚れや傷を気にせずドライブを楽しみたいものです。

そこで、そのような方には、契約満了時にリース車がもらえるプランを提供しているリース会社を選ぶことをおすすめします。

契約満了時にリース車を返却する必要がないため、ペットによるシートの傷や汚れがあっても清算金が発生しません。

リース車がもらえるプランを提供していないリース会社でも、契約満了時に残価を支払うことで買い取りができるプランを提供しているため、買い取りプランを利用するのも一つの手です。

そのため、ペットによる傷を気にせずに運転したい方は、もらえるプランや買取可能なプランがあるリース会社で契約することも検討してみましょう。

まとめ

カーリースでは、多くのリース会社がペットとの同乗を認めています。

しかし、リース車を返却する際に、ペットによる傷や汚れがあったときは清算金が必要になる場合もあります。

そのため、ペットによる汚れや傷の対策や工夫をしながらドライブを楽しみましょう!

それでも、傷や汚れを一切気にせず運転したい方は、リース車がもらえるプランで契約することをおすすめします。

ペットを飼われている方は、自分に合った乗り方はどれなのか吟味した上で最適なリース会社を選んでみてください!

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